ニキビと間違いやすい粉瘤!その違いと見分け方とは?

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粉瘤(ふんりゅう)」と呼ばれるできものをご存知ですか?

粉瘤とは粉瘤腫やアテローマなどとも呼ばれ、年齢・性別・部位を問わずに発生する良性腫瘍です。

皮膚の内部にしこりが出来ることによって皮膚表面が盛り上がり、炎症を起こすと赤く腫れたり痛みが出てきます。

粉瘤とニキビ

顔面に出来た場合ニキビとよく似ているため間違えられやすいのですが、原因や対処方法はニキビと全く異なります。

そのためニキビ用の薬やスキンケア用品を粉瘤に使用しても全く効果がありません。

また粉瘤そのものは良性の腫瘍なのですが、放置して悪化した場合に腹膜炎など他の病気を引き起こしてしまう危険もあるのです!

粉瘤とニキビはどのように見分け、どう対処したらよいのでしょうか?

粉瘤の特徴と見分け方

粉瘤

粉瘤とは、皮膚の内側に「嚢胞(のうほう)」と呼ばれる袋状のスペースができ、その中に垢などの老廃物が溜まってしまうことで出来る腫瘍です。

また外傷がきっかけとなったり、ニキビ跡から粉瘤に発展することもまれにあります。

粉瘤とニキビを見分けるポイント

粉瘤の場合、皮膚の表面に「開口部」と呼ばれる穴が開いていることがあります。

開口部は固まった老廃物などで塞がっていることが多く、皮膚の表面から見ると「おへそ」などとも呼ばれる黒い点に見えます。

そのため開口部の黒い点の有無が、ニキビと粉瘤を見分けるひとつのポイントです。

粉瘤とニキビの違い

粉瘤の自覚症状は主に「皮膚の下にしこりを感じる」というところから始まります。

袋状の嚢胞にたまった老廃物が膨らんで、皮膚の表面からしこりのように膨らんで見えるのです。

袋状のしこりは外側から指でつまめることもあります。

ニキビの場合、毛穴の奥に詰まった皮脂や膿がしこり状になることはありますが、袋状の嚢腫と違い完全に指でつまむことはほとんどできません。

指でつまめるかどうかというのも、粉瘤を見分けるためのポイントになります。

ニキビには無い、粉瘤特有の症状

袋状の嚢胞は開口部が塞がっているため、どんどん老廃物が溜まり巨大化してきます。

「ニキビだと思ったけどちょっと大きすぎる」と思ったら粉瘤だった、というケースもあります。

また粉瘤のしこりの中身は主に垢などの老廃物なので、粉瘤から嫌な臭いを感じる場合もあります。

「このしこり、なんだか臭い…」と感じた場合も粉瘤かもしれません。

悪化すると怖い粉瘤

粉瘤

粉瘤を見分けるポイントをいくつか紹介しましたが、それらの特徴が出ない粉瘤もあります。

「ニキビだと思っていたけど何かおかしいな」と感じたら、すぐに皮膚科を受診して医師の診断を受けましょう。

粉瘤は皮膚科へ

粉瘤はニキビと大きく異なり、セルフケアだけで完治させることができません。

外科手術によって袋状の嚢腫を摘出しなければ、何度でも再発してしまいます。

粉瘤そのものは良性腫瘍なので特に危険性はないのですが、開口部から雑菌が入ってしまうと炎症を起こし、化膿してしまう場合もあります。

その場合痛みを伴うようになり、日常生活にも支障が出てきます。

さらに膿を持った粉瘤が体の内部に向けて破裂してしまった場合、場所によっては腹膜炎・リンパ管炎など他の病気を引き起こしてしまうこともあるのです!

粉瘤もニキビも自分で潰すのはNG

これはニキビにも共通して言えることですが、自分で治そうとして指で押しつぶすとそこから雑菌が入り炎症・化膿の原因となります。

悪化の原因を自分で引き起こしてしまことになるので、自分で潰すのは絶対にやめましょう。

粉瘤の治療は嚢腫・嚢胞を取り出す外科手術になります。

手術方法には大きく分けて「小切開摘出術」と「くり抜き法」と呼ばれる2種類があります。

病院やドクターによってどちらの手術方法にするかが異なってきますが、最近では様々な方法で傷跡を小さくしたり、目立たなくする工夫がなされています。

顔面に出来た粉瘤の場合は、手術をためらわれる方も特に多くいらっしゃいますが、化膿しないうちに早期治療を行うことが重要です。

粉瘤と間違えやすい「しこりニキビ」

しこりを持った腫れで粉瘤の特徴が見られない場合、「やっぱりニキビだった…」ということもあります。

しこりニキビ」と呼ばれるニキビには、一般的なニキビに見られるニキビの芯が見えず、変色もない場合があります。

しこりニキビの特徴

ニキビは毛穴の中に皮脂が詰まってしまうことで起こります。

悪化するとニキビ菌の繁殖によって炎症を起こしたり、化膿してしまうこともあります。

芯の見えないしこりニキビは毛穴の奥深くで炎症・化膿が起こって腫れてしまっているため、皮膚の表面が膨らんでしこりのように感じるのです。

しこりニキビのケア

ニキビの対処法は粉瘤と違い、セルフケアが非常に重要になってきます。

洗顔で余分な皮脂をしっかりと洗い落とし、その後乾燥による皮脂の出過ぎを防ぐためにも、きちんと保湿しましょう。

ホルモンバランスと大人ニキビ

また20代・30代以降の方に多い大人ニキビはホルモンバランスの乱れによって、ターンオーバーが正常に行われていないことも一因となっている場合があります。

スキンケアと同時に生活習慣の見直しやストレス解消などでホルモンバランスを整え、ターンオーバーを正常化させることも大事なケア方法です。

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堀江義明 先生

堀江 義明:恵比寿美容クリニック院長。 一万症例以上の治療実績を元に、美容医療を通じて、外見の悩みを解決するだけでなく、心の悩みを解決し、明るく楽しい毎日を...

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