大人と子供でそばかすの原因が違う?それぞれのメカニズムを解明!!

そばかすは大人でもできることがあるし、子供でもできることがあるものです。
大人にできるそばかす、子供にできるそばかすはそれぞれに別の原因があります。
今回はそばかすは何が原因となってできてしまうものなのかを解説していきます。
そばかすの原因とは?
そばかすの原因になるとよく言われているのが「紫外線」です。
ただし、そばかすの原因はどのくらいの年齢でできたものなのかということで根本的なことが大きく異なります。
そばかすの根本的な原因というのは「先天性」であるか「後天性」であるかということです。
小学生などの子供にできるそばかすの原因~遺伝~
先天性のそばかす
子供にそばかすができるということはよくあります。
特に映画などでみかける欧米の子供達はそばかすができている子が多いような気もします。
そばかすは紫外線を浴びると濃くなってできやすくもなります。
しかし、全ての子供のそばかすが紫外線が影響してできているものではありません。
子供のそばかすの大きな原因となるのが「遺伝」です。
子供のそばかすの原因となるのは先天性のもので、そばかすができやすい体質が遺伝したからなのです。
先天性のそばかすは自然に消える?
遺伝が原因となる子供のそばかすは思春期が終わる頃には薄くなって消えていきます。
なにも知らずにいると、できてしまったそばかすがずっとそのまま消えない状態で残ってしまうものだと思ってしまって、傷ついてしまう子も多いようです。
子供のそばかすは大人が使うような化粧品を使ってケアをする必要はありません。
遺伝が原因となっている子供のそばかすを無理に消そうとして、スキンケアなどを必要以上に行っていると「後天性」の原因からそばかすを悪化させてしまうことがあります。
後天性な原因が影響しているのが大人になってからできるそばかすなのです。
中学生・高校生、大人になってからできるそばかす~紫外線・肌への刺激~
紫外線でできたそばかす
大人になってからできるそばかすは「後天性」なことが原因となっています。
そして大人になってからできるそばかすは、自然に消えるということはほとんどありません。
消えるどころか年齢を重ねていくと、そばかすは目立つようになっていくといいます。
大人になってからできるそばかすの最大の原因となるのが紫外線。
エイジングケアの観点からもUV対策が欠かせません。
紫外線を浴びるとメラニン色素が生成される
そばかすのもととなるのは「メラニン色素」です。
紫外線を浴びることでメラニン色素は多く生成されるようになって、排出が間に合わなくなり、体に少しずつ蓄積されていきます。
蓄積されているメラニン色素は黒く色づいてそばかすとして現れます。
紫外線以外のそばかすは肌に刺激があると現れる
紫外線以外でもメラニン色素を生成する原因となることはあります。
肌に刺激を与えるような間違ったスキンケアをしていると、そばかすができてしまう原因となります。
肌は摩擦などの刺激を感じると、肌を守ろうとしてメラニン色素を生成します。
なので、ごしごしと擦るような洗顔や過度なピーリングはしてはいけません。
肌に合わない化粧品を使用してもそばかすの原因となることがあります。
毎日の生活の中で栄養不足などになっていてもそばかすができやすくなってしまいます。
また、ストレスや過労、睡眠不足などもそばかすの原因となります。
体の中にも原因が!そばかすができるメカニズム
そばかすは紫外線を浴びるだけではなく、「活性酸素」が増えることでできてしまうものでもあります。
活性酸素というのは、体を酸化させてしまう老化の原因ともなるものです。
活性酸素が増えていくと自分の細胞を攻撃したり酸化させたりしていきます。
活性酸素は紫外線を浴びたり、外からの刺激を受けると発生する仕組みになっています。
活性酸素が増えることでメラノサイトが刺激をされて活動が活発になります。
メラノサイトが活動をすることでメラニン色素を生成していきます。
メラニン色素が肌の内部に色素沈着して、そばかすとなっていきます。
そばかすのセルフケアは体に良い生活習慣とイコール
そばかすを予防したり薄くしていくためのセルフケアの方法はいくつかあります。
まずは、基本的なそばかすのセルフケアとしては生活習慣の見直しです。
毎日睡眠をきちんととって、適度な運動をしていきましょう。
そばかすのケアをしていくのならば、まずは生活習慣を整えましょう。
そして、紫外線の対策をしたり、栄養バランスの見直しをしたり、スキンケアの仕方を見直してみたりしていきましょう。
紫外線対策をするときは、日焼け止めを塗ったり、肌の露出を避けたり、紫外線対策のできる化粧品を使うなどする必要があります。
目が紫外線を浴びると体内にメラニンが蓄積される
そばかすのセルフケアで一番重要なのは紫外線対策です。
紫外線対策は紫外線の強い時期だけではなくて一年を通して行っていくものです。
紫外線は屋外だけではなく、屋内でも浴びているということもあります。
太陽が出ていない曇りの日でも紫外線は降り注いでいます。
肌だけではなくて目にも紫外線を浴びないような対策が必要になります。
目の対策の場合はサングラスを使用しましょう。
長時間目から紫外線が入るとメラニン色素が増加すると言われています。
目が紫外線の刺激を受けると、脳が紫外線を察知して体内でメラニンが作られるため、日焼け止めを塗っていても体の働きが紫外線を浴びているのと同じ状態になってしまうためです。
サプリメントを摂取する
そばかすのセルフケアは栄養バランスの見直しも大切です。
特にビタミン類の摂取を意識していきましょう。
ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEは特に摂り入れていきたいビタミン類です。
そばかすのケアをしていく上でなくてはならない栄養素であるとも言えます。
普段の食生活の中でなかなかビタミン類を意識して摂取していくことができないという場合はサプリメントからの摂取をおすすめします。
ビタミンA
ビタミンAは色素沈着を予防する働きがあります。
ビタミンAは脂溶性ビタミンで水に溶けにくいので、体の中に長く留まることができる栄養素です。
皮膚の粘膜や目の角膜や粘膜をダメージから守る働きをしています。
サプリメントでは身体の中でビタミンAに変化する前の状態、β-カロテンとして販売されていることも多いです。
ビタミンC
ビタミンCはメラニン色素の生成を抑制して、できてしまったそばかすを薄くしていく効果があります。
また、ビタミンCは活性酸素を取り除いていく効果もあります。
ビタミンCは水に溶けやすい水溶性ビタミンのため、体内に長く留まることができずに数時間で排出されてしまいます。
なので摂取しにくい栄養素であるとも言えます。
毎食ごとにビタミンCを意識して摂り入れていくようにしましょう。
サプリメントなどを利用して効率的に摂取していくこともおすすめです。
ビタミンE
ビタミンCを摂取していくときはビタミンEも同時に摂取していくことをおすすめします。
ビタミンEにはビタミンCと同じように抗酸化作用があります。
同時に摂取することで、より強力は抗酸化作用が期待できます。
紫外線や肌への刺激によって発生してしまう活性酸素を抑制する働きがあります。
肌に刺激を与えない
肌に負担のかかる間違った洗顔などはそばかすの原因となります。
肌に刺激を与えてはいけないのです。
ごしごしを肌を擦るような洗顔方法や過度なピーリングは、肌に刺激を与えてメラニン色素を生成させてしまいます。
洗顔をしていく際は正しい方法で行っていきましょう。
まずは手を清潔にして、きめ細かい泡をしっかりと立てて、泡の力で洗顔していくようにしていきましょう。
洗顔の順番としては油分の多いTゾーンから洗っていきます。
洗い終わったら時間をおかずにささっとぬるま湯で洗い流しましょう。
水気をタオルで拭き取るときも擦りつけないようにしていきましょう。
顔にそばかすが出来てしまったら?
そばかすの予防ではなくて、できてしまったそばかすの対策をしてきたい場合は皮膚科の治療を受けるか、メイクで隠していくというような方法しかありません。
美白化粧品を使ってスキンケアをしていくという方法もありますが、完全にそばかすを消すということはできません。
すでにそばかすが出来てしまっている場合でも、今以上にそばかすが増えていかないように予防をしながら、メイクなどの工夫をしていってみましょう。
まとめ
- 子供のそばかすと、大人のそばかすは原因が違う
- そばかすは紫外線だけではなく、活性酸素でも増える
- 肌が紫外線を浴びなくても目が紫外線を浴びるとメラニンが蓄積される
- サプリメントで必要なビタミンを摂取してセルフケアをするのが大切
- 間違った洗顔で刺激を与えるとそばかすの原因になる
- できてしまったそばかすはメイクで隠せる