美容医療で使用されるレーザーの種類や効果を徹底解説!

スキンケア
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美容医療の現場では、レーザーがよく使われています。レーザーというと怖いイメージがあり、受けようと思えない方もいるでしょう。レーザーは、ニキビやシミ、くすみ、そばかすなどに効果が期待できます。レーザーといっても様々な種類があり、それぞれ期待できる効果が異なります。ここでは、美容医療で用いられるレーザーの種類や効果、副作用などについて解説するので、レーザーについて理解を深めて、美容医療を受けるときの参考にしてくださいね。

レーザーの種類と期待できる美容効果

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レーザーによって美容効果を発揮するメカニズムが異なります。肌の奥深くへ届くタイプ、肌の表面にアプローチするタイプなどがあり、症状に適したレーザーを使用します。それでは、どのようなレーザーが美容医療の現場で使用されているのか、それぞれの効果や施術・治療した時にたどる経過、メリット・デメリットなどを詳しくご紹介します。

CO2レーザー

CO2レーザーは、10600nmという非常に長い波長のレーザーです。美容効果が期待できる症状は、シミやイボ、ほくろなどです。細胞の水分に反応し、蒸散させることでメラニン色素を除去します。なお、ほくろに適用した場合、ほくろが無くなって皮膚に穴が開いたような状態になり、そこからは浸出液が出るようになります。7~10日程度で皮膚が再生しますが、それまでは軟膏でのケアやテープを貼るなどの処置が必要です。

フラクショナルCO2レーザー

フラクショナルCO2レーザーは、非常に小さな穴を肌にたくさん開けて、細胞分裂を活性化させることで新しい皮膚の再生を促すレーザーです。ニキビ跡や小じわ、くすみ、毛穴の開きなどに美容効果が期待できます。新しい皮膚の再生とは、すなわちターンオーバーを指します。ターンオーバーとは、一定期間で肌が生まれ変わるサイクルのことで、加齢とともに機能が衰えていき、シミやくすみなどができやすくなります。

加齢によってターンオーバーの機能が衰えるようになると、若い頃であれば自然に排出できたメラニン色素が肌に沈着するようになり、シミやくすみができてしまうのです。フラクショナルCO2レーザーは、加齢によって衰えたターンオーバーを促すことで、一時的に若い頃のターンオーバーを取り戻す治療法と言えるでしょう。

QスイッチYAGレーザー

QスイッチYAGレーザー機器は、肌の奥深くにまで届く波長の長いレーザーと、肌の表面に沈着したメラニン色素を破壊する波長が短いレーザーを切り替えて使えることが特徴です。美容医療においては、シミやそばかす、いぼ、青あざの治療やタトゥー除去などに用いられます。

比較的、肌への負担が少ないため、副作用のリスクを抑えられ、短いダウンタイムで済むことが期待できます。

ロングパルスYAGレーザー

ロングパルスYAGレーザーは、肌から離して連続的に照射することで、肌の表面から奥深くにまで働きかけることが特徴です。毛穴の開きや黒ずみ、シミやくすみ、そばかす、小じわ、たるみ、赤ら顔、ニキビ跡など様々な美容治療に用いられています。

照射部位のみにアプローチし、その周りの皮膚には負担をかけないというメリットがあります。ダウンタイムも比較的短くて済むため、目立ちやすい顔や腕、脚に起きたトラブルにもおすすめです。

アレキサンドライトレーザー

アレキサンドライトレーザーは、メラニンの黒い色素にのみ反応することが特徴です。そのため、シミやくすみなどに美容効果が期待できます。メラニンは、日焼けした肌にも含まれているため、日焼けした肌にアレキサンドライトレーザーを照射すると、火傷を負う可能性があります。施術前に海など日焼けしやすいところには行かない方がよいでしょう。

ダイオードレーザー

ダイオードレーザーは、アレキサンドライトレーザーと同じく黒いメラニンに反応します。そのため、シミやくすみなどに美容効果が期待できます。また、ターンオーバーを促す効果も期待できるため、より一層くすみやシミが治りやすくなるのです。

また、奥深くまで届くタイプのレーザーなので、コラーゲンを熱で収縮させることで、肌を引き締める美容効果も期待できます。

医療レーザー脱毛にも使用される

医療レーザー脱毛とは、レーザーで発毛組織を破壊し、新たに毛を生えにくくする手法です。シミやニキビなど美容医療においては、医療レーザーではなく単に「レーザー治療」と表現されます。脱毛において、なぜ「医療レーザー」と呼ばれているのかというと、サロンの光脱毛と区別するためです。

サロンは医療機関ではないため、発毛組織を破壊するようなレーザーは使用できません。そのため、出力が低く肌への影響が少ない光を用いたインテンスパルスライト(IPL)などを用いて施術しています。効果は医療レーザーに劣りますが、出力が低いため、肌への負担も軽いという特徴があります。

医療レーザー脱毛には、アレキサンドライトレーザーやダイオードレーザーなどが主に用いられます。

レーザーの副作用

レーザー治療で副作用が起こる心配はほとんどありませんが、色素沈着や軽い傷跡、肌の色素が抜けて白くなるなどの症状が現れることがあります。このような症状は、レーザーを照射した肌が繰り返し刺激を受けた場合に起こる可能性があるため、患部を摩擦したり無暗に触ったりしないことが大切です。

このような副作用は、医療レーザー脱毛においても起こり得ます。美容医療を受ける場合は、医師の指示に従い、適切に行動することが大切です。間違ったアフターケアは、美容医療の効果を半減させるとともに、副作用によって新たな悩みを抱えることに繋がります。

レーザーのダウンタイム

レーザー治療のダウンタイムは、使用する機器や出力によって異なります。基本的に、出力が高ければ高いほどに強い症状が現れ、元の生活に戻れるまでに時間がかかります。レーザー治療後に現れる症状は、次のとおりです。

    ・赤み
    ・ほてり
    ・痛み
    ・腫れ
    ・かゆみ

    レーザーは熱エネルギーであるため、照射したところは火傷をしたような状態になります。火傷といっても、皮膚がただれて跡が残るようなことは通常では起こらないのでご安心ください。アトピー性皮膚炎の方など、肌のバリア機能が低下している場合には、レーザーの影響を受けやすく、それだけ強い赤みや痛みが現れる可能性があります。

    ダウンタイム中の注意点

    ダウンタイムを長引かせないために、次のようなことを守りましょう。

    血行が良くなる行為を避ける

    赤みが出ているということは、そこに炎症が起きているということです。この状態で血流がよくなると、炎症が強くなってしまいます。照射を受けた日はシャワーのみ、翌日から入浴するなど、身体を温めないようにしましょう。また、運動や飲酒なども身体を温めて血行を促す行為であるため、できるだけ避けてください。治療・施術をした機関により細かく指示が出されるので、必ずそれに従うようにしましょう。治療・施術前に聞いてもほとんどのクリニック・皮膚科は丁寧に教えてくれるはずなので、あらかじめ質問しておくのもおすすめです。

    紫外線対策を徹底する

    レーザー治療後の肌は、あらゆる刺激に対して弱くなっています。普段、大きな影響がないレベルの紫外線でも、レーザー治療後の肌には大きなダメージを与える可能性があります。そのため、日焼け止めクリーム・日傘・サンバイザー・アームカバーなど様々なアイテムを駆使して、徹底的に紫外線を避けることが大切です。

    これは、レーザーの種類や効果の現れ方にかかわらず、全ての方が守った方がよいことです。肌がダメージを受けると、色素沈着のリスクが高まるため、美容のためにレーザー治療を受けた意味がなくなってしまいます。

    我慢せずに抗炎症剤を使う


    レーザー治療後には、炎症を抑える抗炎症剤を処方されることがあります。炎症が起きた際に塗るものですが、薬に対してよいイメージを持っていないため、我慢して塗らない方がいます。炎症を抑えないでいると、それだけダウンタイムが長くなるので、我慢せずに使いましょう。炎症を早く抑えることは、肌に刺激が及び、色素沈着を引き起こすリスクの軽減に繋がります。

    レーザーの費用

    レーザーの費用は、クリニックによって大きく異なります。5mm程度の範囲に照射する場合は、約10,000~30,000円、約1cmで約18,000~55,000円かかります。また、レーザーをどれだけ深いところに照射するか、何回治療するかによっても費用が変わります。

    その他、医療機関への交通費、初診料・再診料、カウンセリング料、アフターケア料などもかかってくるため、事前に、かかる費用と期間の目安を必ず確認しておきましょう。また、1回の照射で現れる効果は、実際に治療を受けなければわからないため、費用は多めに準備しておくことをおすすめします。

    レーザー治療を受ける目安


    シミやくすみ、ニキビなどに悩んでいる方の悩みを医療の力で解消できる可能性があるレーザー治療。賢く使えば、強い味方になってくれるかもしれません。ただし、必ずしもレーザー治療が最適な選択だとは限りません。例えば、生活習慣や体質改善に努めることが長い期間で考えれば、もっとも肌を美しくしてくれる可能性が十分にあることを視野に入れ、選択肢は広く持っておきましょう。できるならば、違う分野の専門家や詳しい人にアドバイスをもらうのもおすすめです。

    また、代替治療として、ニキビやシミ、くすみの治療には、ケミカルピーリングなどもあります。ケミカルピーリングは、肌の表面を削り取り、新しい肌の再生を促すことで、シミやくすみ、ニキビを改善させる治療法です。十分な効果が期待でき、レーザーと比べて費用を抑えられるため、十分な費用を用意できない方におすすめです。また、シミやくすみにおいては、美容効果が期待できる化粧品や医薬品でケアを続けることで、薄くできる可能性があります。美白効果のあるビタミンC誘導体やプラセンタなどが配合された化粧品でケアするのも効果的とされています。

    美容医療の現場では、シミやくすみ、そばかすなどの治療にレーザーが使用されています。レーザーが治療の第一選択になるかどうかは、トラブルの種類や症状の程度によって異なります。また、繰り返しになりますが、どのレーザーにもダウンタイムがあるので注意しましょう。ダウンタイム中は、抗炎症剤を塗る、身体を温める行為を避ける、紫外線対策を徹底するという3つのポイントを守ってください。

    美容医療は日々進化しています。様々なレーザー機器があるので、上でご紹介してきたポイントをしぼって、信頼できる専門家に相談してみてください。

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医療・美容ライター RYOTA KATO

医療・美容ライター。 2012年からフリーランスとしてライターを始め、執筆本数は9,000本以上に昇る。情報の正確性とわかりやすさにおいて医師からも好評。正...

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