• HOME
  • スキンケア
  • 【医師監修】使う前に必ず知っておきたい、ニキビ治療薬の基本

【医師監修】使う前に必ず知っておきたい、ニキビ治療薬の基本

スキンケア:治療
スキンケア
スポンサーリンク

どうしても治らないニキビ。

清潔にしても、睡眠を十分にとっても、食生活を変えても、運動してもダメ。
サプリもエステも効果なし!

頭を抱えたくなる時に思い浮かぶのが、ニキビ治療薬の存在です。

本当に効くのか、副作用はないのか、子どもでも使えるか、ドラッグストアと皮膚科のニキビ治療薬に違いはあるのかなどなど、不安もあるのではないでしょうか。

この記事では、使う前に必ず知っておきたい、ニキビ治療薬の基本をご紹介します。

ニキビ治療薬の種類

ニキビ治療薬には、様々な形状や目的のものがあります。

塗り薬

殺菌や炎症を抑える効果の高いもの、過剰な皮脂分泌を抑えるもの、肌のターンオーバーを阻害する角質を除去するものなどの種類があります。

薬の形状としては、軟膏(クリーム状)やジェルなどが多く使われています。

飲み薬

抗炎症・抗菌作用を持つの抗生物質や、不足の栄養素を補い肌のターンオーバーを促す内服薬がよく使われています。

海外でニキビの治療薬としてよく使われる経口イソトレチノインやトレチノインは、副作用の恐れがあるとして、日本では認可されていません。

薬用化粧品

厚生労働省が定めた有効成分を一定量以上含まれ、「ニキビを防ぐ」「皮膚を殺菌する」などの効果をうたうことができる医薬部外品です。化粧品に比べ有効性の高さが、医薬品に比べて安全性の高さが期待されます。

一方で、全成分を表示する義務のある化粧品に引き換え、薬用化粧品には成分を表示する義務がありません。積極的に成分を公開している商品を選ぶことも考えましょう。

ニキビ治療薬を買える場所

ニキビ治療薬の購入

ニキビ治療薬は、薬局・ドラッグストアやネットを含む通信販売で購入する、皮膚科や美容クリニックなどで処方してもらうことができます。

薬局・ドラッグストア

手軽さではピカいちの薬局・ドラッグストア。

殺菌し、炎症を抑えるタイプの塗り薬や、ビタミン剤などの飲み薬がよく購入されています。

殺菌・抗炎症ニキビ薬は、皮脂が毛穴に詰まった状態の白ニキビや、その皮脂が酸化した状態の黒ニキビ、ニキビができ始める前の状態である「微小面ぽう」には効果がありません。逆に、化膿したニキビや赤ニキビなどの炎症を起こしているニキビには有効です。

薬局・ドラッグストアに薬剤師がいる場合は、相談してから購入することをお勧めします。

ネット通販

2014年6月に、改正薬事法が施行されてから、「医療用医薬品」「要指導医薬品」を除く、「一般医薬品」は全てネットで購入できるようになりました。「第1類医薬品」「第2類医薬品」「第3類医薬品」全て購入できるので、ドラッグストアで購入できる、メジャーなニキビ治療薬に加えて、よく知られていないニキビ治療薬も購入することができます。

ただし、用法・用量・使用上の注意などが書かれた添付文書を自分できちんと確認するのはもちろんの事、その薬へのアレルギーがないかや症状に合っているかは、自分で判断しなくてはなりません。特に、国内未承認の薬を買う際には強い副作用が出る可能性もあるので、十分に注意しましょう。

併せて、

  • 購入するサイトの信ぴょう性
  • 個人情報の適切な管理
  • 薬剤師・登録販売者の記載

など、販売店についても必ず確認しましょう。

皮膚科

ニキビは皮膚疾患の一つ。皮膚科ではニキビの種類によっては、健康保険適用の治療を受けることができます。

以下は、多くの皮膚科で治療の根拠として使われている、日本皮膚科学会が策定した「ニキビ治療のガイドライン」。これにより、毛穴の詰まりを改善する「アダパレン」(ディフェリン)や過酸化ベンゾイル(ベピオ)などの塗り薬と抗生物質などの飲み薬を併用するケースが多いようです。

ニキビ治療ガイドライン

※日本皮膚科学会HPより抜粋

「アダパレン」(ディフェリン)や過酸化ベンゾイル(ベピオ)などの塗り薬、抗生物質は、いずれも副作用があるため、使用前には医師に不安な点を全てしっかり確認しましょう。不安が解消されない場合は、「セカンドオピニオン」として、他の皮膚科に相談することも検討しましょう。

ケミカルピーリングや漢方など、保険適用外の処方を勧められることも少なくないので、かかる費用と期間を予め確認しておくことがとても大切です。

また、一定期間治療しても効果が見られない場合は、その治療が適切かどうかを見直しましょう。

ニキビ治療薬の選び方

一口にニキビ治療薬と言っても、製品によってその効果・効能は様々。

使う時には、まず自分のニキビの段階やタイプにはどんな薬が効くのか見極めることがとても大切です。

ニキビの種類から選ぶニキビ治療薬

白ニキビ・黒ニキビ

毛穴に皮脂や角質が詰まっている状態の白ニキビ・黒ニキビには、抗炎症・殺菌効果をうたうニキビ治療薬は効き目がありません。
まずは日常的なスキンケアや食生活・睡眠パターンなどの生活習慣を見直すことをおすすめします。

ニキビ治療薬を使いたい場合、ビタミンなどの内服薬がベストです。また、予防の観点から、毛穴に詰まった角質を落とすピーリング効果のある医薬品などが効果的なケースもあります。ただし、後者は肌の角質を溶かし肌にダメージを与える可能性があるため、十分に注意しましょう。

赤ニキビ・炎症を起こしているニキビ

市販薬のほとんどは、抗炎症・殺菌の効果をうたっていて、赤ニキビや炎症を起こしているニキビには効果的です。ただし、そのほとんどがお肌を乾燥させる作用があるので、乾燥肌・敏感肌の方は注意しましょう。また、一定期間使用しても効果が見られない場合は、治療方針の見直しが必要です。

黄ニキビ・紫ニキビ

ニキビが化膿した状態の黄ニキビや、しこりまでできた紫ニキビ。
痛みがあるケースも多い悪化したニキビは、いじればいじるほど跡になる可能性があります。肌に負担を与えないスキンケア製品でしっかり保湿し、医薬品を使う場合は自己判断を避けて薬剤師さんや皮膚科に相談しましょう。

ニキビ治療薬のリスク・デメリット

ニキビ治療薬のリスクとデメリット

上でご紹介してきたように、ニキビ治療薬には、刺激が強く、副作用があるものがほとんどです。自分の肌に合うものか、肌の他の部分や、身体全体に負担を与えないかを総合的に判断して使用しましょう。その際、以下のポイントも念頭に置きましょう。

ニキビの原因菌だけでなく、肌の善玉菌「皮膚常在菌」も殺してしまう

腸の善玉菌がお腹の健康を保つのと同様に、お肌の健康は肌の善玉菌「皮膚常在菌」が担っています。殺菌成分を使うことで、これらの菌まで殺して、本来お肌が持っている「肌力」を弱めてしまう可能性があります。

抗生物質の使用により、薬が効かなくなる

ニキビの治療で頻繁に使われる抗生物質は、常用していると体内に耐性菌が生まれて、いざという時に薬が効かなくなるというリスクも。気軽に常用するのは危険です。

ステロイドの使用により、ニキビがかえって増える

優れた抗炎症作用を持つステロイドは、その反面、副作用にも注意が必要です。皮膚が薄くなったり、皮膚の免疫力を下げてかえってニキビが悪化したりという事例は後を絶ちません。顔などの皮膚の薄い部分や、唇や目などの粘膜に使う場合には、更にそのリスクが高まります。

添加物が多い

化粧品では神経質に避けられているバラペン、アルコール、香料などの添加物が多く含まれている薬が少なからずあります。お肌に直接塗布したり引用したりするニキビ治療薬だけに、身体への影響も見逃せません。

ニキビ治療薬の使い方

ニキビ治療薬の使い方

ニキビ治療薬は、基本的に乾燥させる働きが強いものが多いため、しっかり保湿するのがポイントです。ニキビを治しても、他の部分のお肌が乾燥でボロボロでは、元も子もありません。

例えば、ドラッグストアやネットで手軽に変えるクレアラシルや、皮膚科で処方されるディフェリンやベピオなどは、いずれも、皮膚の表面をはがすピーリングの作用が強いので、乾燥肌・敏感肌の方は十分に注意しましょう。

また、思春期には皮脂を分泌する皮脂腺の加藤が活発になるため、ニキビが特にできやすくなります。ですが、この肌状態は遅くとも20代前半には終わりを迎えます。

子供の頃は肌の新陳代謝も活発で、ターンオーバーもスムーズな事から、ニキビ治療薬は短期間にピンポイントで使用するにとどめ、依存性のある医薬品を使う場合には特に注意しましょう。

なお、ニキビ治療薬と、スキンケア製品を使用する順番でお悩みの方は、まず、ニキビ治療薬の添付文書に記載がないかを確認し、従いましょう。記載が見られない場合は、まずお肌全体を保湿するスキンケア製品を、続いてニキビ治療薬を使うことをおすすめします。この順番だと、ニキビ治療薬を顔中に塗りたくるのを避けることができます。

結論

ニキビ治療薬のほとんどは、ニキビだけを治すことに特化した対処療法で、根本的な解決にはなりません。

使う場合は、副作用などのリスクやデメリットをしっかり見極めて、期間を決めて使い、同時に食事や睡眠、運動などの生活習慣を見直して、自分に合うスキンケア製品を選ぶことが何より大切です。

スポンサーリンク

堀江義明 先生

堀江 義明:恵比寿美容クリニック院長。 一万症例以上の治療実績を元に、美容医療を通じて、外見の悩みを解決するだけでなく、心の悩みを解決し、明るく楽しい毎日を...

プロフィール

関連記事