パーソナルカラーで美人度UP:あなたに合う色をチェック【メイク編】

気に入って買ったはずのコスメが、いざメイクしてみるとなんだかイマイチ・・・。そんなこと、ありませんか? 私も最近、店頭で一目惚れして購入したアイシャドウが、自宅でメイクをしてみるとイマイチで結局お蔵入り状態に。女性ならきっと、そんな経験をしたことが何度かあると思います。 目で見て気に入ったはずなのに、肌にのせてみるとしっくりこない。それは、人によって似合う色、パーソナルカラーじゃないからです。
パーソナルカラー=自分に似合う色
好きな色=似合う色ではない
人にはそれぞれ、好きな色がありますよね。あなたは何色が好きですか?(ちなみに私・美容ライターレナは黒と青!) でも、好きな色が自分に似合う色、というわけではありません。例えば、赤が好きで赤リップを買ってみたけど、塗ってみると全然似合っていなかったり・・・。 せっかく好きな色をメイクに取り入れても、その人に似合っていなければ、自分だけではなく他人にも違和感を感じさせてしまいます。 自分に似合う色を身につける、ということは、他人からの印象も左右する大切なことなんですね。
私がパーソナルカラーを知らずに失敗した話
2018年7月1日に、安室奈美恵さんとヴィセがコラボした「アイカラーパレットNA」が発売されました。
安室奈美恵さんの引退前ということで、発売後即完売、ネットではプレミアム価格がついています。 私、運よく近所のドラッグストアで購入できたのですが、狙っていたゴールドブラウンが目前で売り切れてしまって・・・(開店直後に行ったにも関わらずですよ!)。そのかわりに在庫があるというグレイッシュブラウンを購入。パレットの配色はクールで私好みだったのですが、アイメイクしてみると、グレーの影響なのか目元がくすんで見えたんです。あと、ちょっときつめでケバい印象になってしまいました。 後日、今回の記事のためにパーソナルカラーについて勉強してみると、私のパーソナルカラーにはグレーはありませんでした・・・。パーソナルカラーじゃないと似合わない、と極端には言い切れませんが、メイクとパーソナルカラーの関係を実感しましたね。 ちなみに、アイシャドウ自体は色落ちしにくく、使いやすかったですよ! 再販があれば、パーソナルカラーに合うゴールドブラウンを購入する予定です・・・。
パーソナルカラーで魅力アップ
パーソナルカラーの効果
自分に似合う色を身につけると、様々な効果があります。メイクでパーソナルカラーを取り入れると・・・ ・肌ツヤが良く見える ・若々しく見える ・ナチュラルメイクでも抜け感のある仕上がりになる ・フェイスラインがスッキリして見える ・他人に親しみやすい印象を持たせるなど・・・ちょっとあげただけでも、こんなに良いことがあるんです。また、一度自分のパーソナルカラーを知っておけば、メイクだけでなく、ファッションやネイル、髪色からインテリア選びまで、様々な場面で活躍することに間違いありません。詳しく解説していきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
パーソナルカラーとアメリカのセレブリティの関係
かつてのアメリカのケネディ元大統領は、パーソナルカラーの力で大統領の座を勝ち取った、という説があります。 当時白黒テレビで選挙演説が放送されていたのですが、ケネディ元大統領は、白黒テレビでもコントラストがはっきりわかる濃い色のスーツと白シャツで登場。 大衆に自身の印象を対立候補よりも力強くアピールしました。 そして、のちにケネディ元大統領がカラーセラピストによるアドバイスを受けていたことがわかり、これをきっかけにパーソナルカラーの力が有名になったそうです。
ファーストレディのファッションに注目!
アメリカといえば、大統領が変わるたびにファーストレディにも注目が集まりますよね。ケネディ元大統領のファーストレディは、ファッションアイコンとして今でもモード誌で特集されることが多いジャクリーン・ケネディ。 ピンクのシャネルスーツをさらっと着こなしていた姿は、ファッションレジェンドとして語られる必須エピソードです。 オバマ元大統領を支えたミシェルオバマ夫人。そして現在は、色々と話題のトランプ大統領のファーストレディ、イヴァンカ・トランプ夫人。 どの女性も、それぞれの魅力があふれるファッションに身を包んでいますよね。
彼女たちが魅力的に見えるのは、それぞれがパーソナルカラーを身につけているからだと思います。 特にミシェルオバマ夫人は、原色系の洋服を身につけている写真が多いですが、夫人の肌色に合う色でゴージャスさを引き立てていました。 大統領はもちろん、ファーストレディも国民から持たれる印象が大事。パーソナルカラーも印象アップの武器になる、ということなんです!
パーソナルカラーの見極め方
パーソナルカラーは何で決まる?
パーソナルカラーは、人それぞれが生まれ持った要素から見つけ出します。 生まれ持った要素とは、肌色、瞳の色、そして髪の色です。また、それに骨格を含めて考える手法もあります。これらは、それぞれ、人によって違いがありますよね。 髪の色に関しては、大人になってから何度かヘアカラーをして、元の髪色が変化している方も多いので、主に肌色と瞳の色を合わせて判断します。
パーソナルカラーはセルフチェックできる!
パーソナルカラーを知るのは、サロンなどでカラーセラピストによる診断を受けると正確です。 でも、ウェブや書籍で簡単にセルフチェックするだけでも、自分に似合う色の目安がわかるようになります。 今回は、道具なしでパーソナルカラーをセルフチェックする方法を解説しますね!
【簡単】パーソナルカラーセルフチェック
1. 肌色を知ろう
2. 瞳の色を見極めよう
3. 肌色と瞳の色の結果からグループ分け
1. 肌色を知ろう
よく「日本人は黄色人種で、イエローベースが多い」と語られていることが多いですよね。 私もそうだろうと思っていたのですが、実はブルーベースの方が多いそうです。イエローベースだと思っていたら、詳しく調べてみたらブルーベースだった、という場合があるので、決めつけずに詳しくチェックしてみましょう!肌のパーソナルカラーは、肌の色のほか、よく起こる肌トラブルからも診断できます。
肌がくすみやすい、青色のクマができやすい、日焼けをすると小麦色になる →イエローベース
肌の色が真っ白か浅黒い、日焼けをすると浅黒くなりやすい →ブルーベース
また、さらに、もっと簡単にパーソナルカラーを知る方法もあります。用意するのは、なんと折り紙!カラーコンサルティングでも推奨されている方法です。
まず、金色と銀色の折り紙をテーブルに置き、それぞれの上に手を乗せます。 手の色がより綺麗に見える方によって、肌色がチェックできるんです。
金色の方が綺麗に見える→イエローベース
銀色の方が綺麗に見える→ブルーベース
簡単にできるので、お試しください。
2. 瞳の色を見極める
日本人の瞳の色は、一般的に4つのタイプに分けられます。そして、肌色と瞳の色の結果を掛け合わせると、春・夏・秋・冬の四季に例えた4つのグループに分けられ、パーソナルカラーが決められるのです。
瞳のカラータイプは、
1. 明るい茶色
2. ソフトな茶色
3. 焦げ茶色
4. 黒色
の4つに分類されます。迷いやすいのが、1と2。明るい茶色なのか、ソフトな茶色なのかよくわからない、という方は多いと思います。その場合、まずは、間接照明ではなく、蛍光灯などはっきりした照明の元でチェックしてみてください。一度、明るい光の下で写真を撮って、その写真をチェックするのもおすすめです。どうしてもよく分からないという場合、2は、肌に赤みが出やすいという特徴があるので、迷ったら肌の色で決めてみてください。
3. 肌色と瞳の色の結果からグループ分け
肌色タイプと瞳の色タイプをチェックしたら、それぞれの結果を合わせることで、自分がどのグループに属しているかをチェックしましょう。 パーソナルカラー診断では、春夏秋冬に例えた4つのグループに分けることで、それぞれに似合う色がわかります。(瞳の色を先ほどのカラータイプ1〜4で記しています)
春:イエローベース × 1か2
夏:ブルーベース × 1か2
秋:イエローベース × 3か4
冬:ブルーベース × 3か4
これは、最もよく使われているパーソナルカラー診断の手法です。より深く突き詰めたい方も、自分のグループをぜひ知っておきましょう。
パーソナルカラーで迷ったらどうする?
パーソナルカラーをセルフチェックすると、2つの選択肢で迷う人もいるでしょう。実際、全人類を4つに分類するのは無理があるのです。もしどちらか迷ったら、二つの可能性があると考えてOK。 二つのタイプそれぞれのパーソナルカラーを試してみて、自分に似合う色が分かればどちらのタイプかもわかるでしょう。
【追加診断】あなたの理想の肌は?
肌の質感のタイプとパーソナルカラーを合わせる
理想の肌というのも、人によって違います。もちろん、ツヤ肌が好き、マットな肌が好きという好みもありますが、肌質にも人によって似合うタイプがあるんです。
肌の質感は、2つのタイプに分けられます。
ソフトタイプ:色白、赤みができやすい、皮膚が薄め、どちらかというと敏感肌、髪質が柔らかい、優しげな顔立ち、幼く見られることが多い
ハードタイプ:皮膚が集めまたは普通、日焼けをしても赤くなりにくい、髪質が固め、派手な顔立ち、大人っぽく見られることが多い
あなたはどちらのタイプですか?肌の質感のタイプは、パーソナルカラー別に分けられ、それぞれスキンケアやベースメイクで目指すべき理想の肌がわかります。
スプリング×ソフト=透明感のある肌、チークはオレンジがベスト
サマー×ソフト=サラサラとした質感の肌、チークはピンクがベスト
オータム×ハード=毛穴が目立たない陶器肌、つややかさがある
ウィンター×ハード=弾力のあるぷっくりとした肌
肌の質感とパーソナルカラーでベースメイク
もちろん、パーソナルカラーとは別に普通肌や乾燥肌など、肌質も大事です。 肌の質感と4タイプのグループ分けは、ベースメイクの仕上げの参考にしてみてください。
【スプリング×ソフトタイプ】
・オレンジ系のカラー下地でくすみが気になる部分をカバー
・透明感が出やすいCCクリームをファンデがわりに使うのがオススメ
【サマー×ソフトタイプ】
・ピンクのカラー下地でくすみが気になる部分をカバー
・ファンデーションはサラサラに仕上がるパウダリーがオススメ
【オータム×ハードタイプ】
・毛穴が目立たないように、毛穴専用下地を毛穴が目立ちやすい小鼻や小鼻周りの頰に塗る
・ファンデーションはツヤ効果のあるもの、特にリキッドやクッションファンデがオススメ
【ウィンター×ハードタイプ】
・ピンクのカラー下地でくすみが気になる部分をカバー
・青みピンクのチークで血色感を、ファンデーションはリキッドがオススメ
好きな色がパーソナルカラーにない場合
好きな色がパーソナルカラーにない場合は、似た色味を探しましょう。色といっても、実は微妙に色味が異なるもの。例えば、青といっても、暗めの青ならネイビー、ターコイズブルーなど、ニュアンスは違うけど大きく分けると同じ系統の色はたくさんあります。
例:赤リップを使いたいけど、ビビッドな赤が似合うウィンタータイプじゃない場合・・・ スプリングタイプならオレンジがかったクリアレッド、オータムタイプなら朱赤、サマータイプならピンク寄りのレッド
トレンドカラーを使いたいけど似合わない場合
トレンドカラーのコスメを使いたいけど、自分には似合わない色だった、という時も同じ。似た色味を探せば良いのです。 しかし、トレンドは流行なので、別に無理に追いかける必要はありません。 似合わないけど流行っているから身につけた色よりも、トレンドにはないけど自分に似合う色を身につけている人の方が魅力的に見えるんです。
まとめ
パーソナルカラーはファッションやヘアカラーにも適用できるので、色々な場面で役立ちますよ♪ パーソナルカラーがわかったら、新しいコスメを買う前に、まず手持ちのコスメの中に自分に似合う色があるかどうかチェックしてみてください!
参考書籍:矢吹朋子著『美人だけが知っている似合う服の原則』主婦の友社(2016)
トミヤマ マチコ著『改訂新版 はじめてのパーソナルカラー: トミヤママチコのパーソナルカラー教則本1』学研マーケティング(2013)